Dam~Diary of alumni's memory~

筑波大学同窓交流研究会Damによるブログです。

アルつく第3回~ワイナリー経営者今村さん「やりたいことには全力投球」~

Damの古畑です!

第3回のゲスト

Bee’s Knees Vineyards(ビーズニーズヴィンヤーズ)の今村さん。
まずは簡単な紹介から!

今村ことよ(いまむらことよ)さん

つくば歴:約9(学生時代)+3(戻ってきてから現在まで)年

1996年 第二学群生物学類 卒業

2001年 生命環境科学研究科 修了(理学博士)

その後12年間製薬会社に勤務

退社後、1年間長野県のワイナリーにてブドウ栽培・醸造の修行

現在:Bee’s Knees Vineyards 代表

www.facebook.com

出身:茨城県守谷市

 

パーソナリティが「どこからお聞きしていいのやら…」と困惑するほど、なかなか珍しい経歴をお持ちの今村さん。

 

ご自身が経営するワイナリー「Bee’s Knees Vineyards」は、ブドウ園を表す「Vineyards」と「素晴らしい=excellent」を表す「Bee’s Knees(=蜂の膝)」という造語を組み合わせたなんともオシャレな言葉。

今はワイン醸造に先立ち、ワイン用のブドウを筑波山麓で栽培しているとのこと。

毎日1人で畑に立つ生活、収録当日も、当然ながら畑仕事を終えてから来ていただきました。ありがたい…。

 

学生時代は「人の老化とミトコンドリアというテーマで研究に勤しんでいたそうです。

また、サークル活動にも全力投球、演劇サークル「筑波小劇場」にてお芝居を、軽音楽サークルE.L.Lにてバンド活動をと、忙しく奔走していたそうです。

 

卒業後は研究員として製薬会社に就職。軟骨細胞についての研究を行っていたそうです。

 

それにしても、学生時代から人の体について研究し、製薬会社に就職した今村さん、なぜワイナリー経営という道へ進まれたのでしょうか…。

「一言で言うと私がすごく酒が好きだということに尽きます」(今村さん)

なんとも潔い…。

夜お酒を飲んでも電車で帰れる東京の地の利を生かして「飲み歩いていた」今村さん。2006年くらいからワインの魅力に取り憑かれ、猛勉強の末ソムリエと同程度の知識がいると言われるワインエキスパートの資格を取得したそうです。

あらゆる国々で作られ、ご当地の食べ物ともよく合うことから、「日本にいながら世界中を旅している気分になれるのがワインの良さ」と今村さん。

 

会社では楽しく働いていながらも、キャリアを積むに連れて実務が中心になり、自分が好きなサイエンスに関する仕事が減っていくことになんとなく寂しさを感じるようになったそうです。

1年間、長野県のワイナリーに通って勉強を積み、一念発起して退社するに至った今村さん。

旦那様に相談したところ、なんと全く反対されなかったどころか、

「やりたいことがあるのに、やらないってのは意味がわからない」

という力強い一言で背中を押してもらったそうです。理解の深さに感嘆を隠せませんね…。というのも、月に1,2回長野県に通う謎の行動を見て、なんとなく異変には気づいていたそうです。

 

ブドウ栽培には植物生理学的な側面や土壌学的側面、気候微生物学など、フィールドサイエンスに近い要素がたくさん詰まっており、自分の考える理論を実践し、消費者に伝える面白い取り組みが出来るのではないか、と今村さんは仰っていました。

筑波山麓にはイタリアのサルデーニャ島ドイツのアルザス地方のように、ブドウ栽培に適した花崗岩土壌が豊富にあるそうです。

そんな土地で一体どんなワインが出来上がるのでしょうか…楽しみです。

 

今村さんの取り組みが昨年実を結び、やっとラベル付きのボトルに自作のワインが詰まった状態となりました。

今村さんが考えるつくばの魅力

実家が守谷ということもあり、実は茨城に留まりたかったという今村さん。

というのも9年間つくばにいて、その期間がすごく楽しかったそうです。

「東京よりも下手をすると、車があればどこでも行けるつくばの方が便利だと感じる。広々とした街並み、道が広くて、まっすぐで、アメリカみたい。開放的で気持ちが大らかになる。」(今村さん談)

もともと「つくばに戻りたい」という思いはあったそうですが、まさかこんなに早く戻ってくるとは、ご本人も思っていなかったことでしょう。

 

将来の「アルつく」への一言

「勉強も手を抜かずにやり、サークルも時間を取られる軽音楽、お芝居に全力投球した。そうしたことが一切無駄にならない若いんだから余力を気にせずやることが必ずあなたの財産になります。

また、つくばは人と人との距離が近いので、密なコミュニケーションをたくさん取ることが出来る。卒業後に筑波大卒業生との繋がりが新たに生まれるパターンもたくさんある。その日のためにも、色んな人と出会い、色んな人と話をして、楽しいことを共有することがきっと財産になる。」

 

そういった楽しい思い出が、今村さんをつくばに引き戻したのですね。

 

<パーソナリティより>

パーソナリティの長部です。学生時代も現在も、好きなことに真っすぐな今村さんはとても格好いいです。特に、ワイナリー経営のために長く勤めていた製薬会社を抜けたことにはすごく驚きました。そういう道もあるのだなあ……。好きなことへの真摯さ、やりたいことへのとてつもないパッション、私も見習いたいです。



次回は筑峯学園自立支援センター未来の松島さんについての記事です。お楽しみに。

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